2010年3月22日月曜日

伊香保温泉 石坂旅館

川越から足をのばして、伊香保温泉に行って来た。
明治時代には、徳富蘆花、竹久夢二、夏目漱石ら文人が多く訪れた温泉である。
老舗の石坂旅館に泊まった。
温泉偽装問題なんかもあったなか「源泉かけ流し」をうたっているだけのことはあり、温泉に関しては、風呂場はさほど大きくはないものの何度入っても非常に心地よい素晴らしいかった。
食事も非常に美味しく、板さんにいい人がいる感じがした。
しかしながら、設備的には老朽化が激しく、正直営業をするにはもう少しメンテナンスが必要ではないかと感じられるほどであった。
サービルも個々のスタッフの対応は悪くないものの、3連休ということもあり容量オーバー感が否めなかった。
チェックアウトの時に、「平日湯治で連泊したいのだが、その場合宿泊料はいくらか?」とフロントと相談している品の良い紳士がいた。やはり温泉と食事がよくても現状では週末の料金設定ではバランスがとれていないということなのかと思った。
最上階の部屋だったので、部屋からの眺望は絶景で、小野子山、子持山を眼前に、谷川岳、赤城山などがくっきり見えた。
石段街の射的等も健在で、子供達が大はしゃぎで楽しんでいた。
こういうホテル・旅館の再建はやりがいはあるが大変であろう。温泉街全体での底上げを図るところから始める必要がある。
周辺には牧場や美術館など様々な施設が多数あるのだが、キラーコンテンツ足りうるものがない。
野球でいうと、クリーンナップは力不足でも打線が途切れないチームを目指す必要がある。そのためには戦略と連携が不可欠だ。

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