2013年1月28日月曜日

iPhone買い取り


iPhone5にするにあたり、持っていたiPhone4Sを買い取りとした。
ソフトバンク本体が古物営業法許可をとってないということで、買い取りは子会社のソフトバンクテレコムが行うことになっていたと聞いていた。
メールで買い取りOKという連絡が来たところまではよかったが、わざわざ『本人限定郵便物特定事項伝達型(特伝型)』というものを使って、本人にしか渡さない郵便物(こちらも本人確認資料である免許証を提示させられた)が来たので、中身は一体どんな秘密の内容なのかと開いてみたら上記のような内容。
全く秘密にするようなものではない。

ちょっと調べてみたら、古物営業法では1万円以上で古物を買い受ける場合(現金取引には限らない)には本人確認が必要で(ちなみに今回のiPhone4Sの買い取りは2万円)、本人確認記録及び取引記録を作成し、3年間保存する義務があるのだそうだ。
そのためにこのような手のこんだ(更にはお金のかかる)プロセスを経ているということ。
当該機器にしか届かないメールの配信およびその記録保管だけでも十分のような気もするが、それではダメというお上の見解だったのであろう。
産業界はどんどん移り変わっているので、お上の方もそれに対応していかないと、法人税の話だけではなく、本当に企業が日本からいなくなってしまいかねない。
誰も喜ばない無駄なことは極力減らしていかないと、誰と闘っているのか分からなくなる気がする。
さすがのソフトバンクも今回は上申している時間がなかったか。

2013年1月27日日曜日

『18分の法則』

時間管理を説く本はたくさんある。中でも多いのがすべてをやり遂げる方法を伝授しようとするものだ。しかし、それはあきらかに間違いである。そもそもすべてをやり遂げるなんて不可能なのだ。やろうとするだけでも危ない。それでは本当に大事なことに的を絞れなくなる。。

ということで、立ち止まって考える時間を確保し、やることを絞ろるやり方が述べられている本。

◇1年で5つのテーマに的を絞る。
仕事に関連した三つ、個人的なものを二つ。5つの領域に入るものだけを集中的に行う。それ以外は(ほぼ全て)丁重に辞退することにしている。
集中する5つのテーマを決めたら、自分の時間の95%をその領域に費やす。残りのことに割くのは5%のみ。


◇72時間ルール
すでに3日間手つかずのタスクは次の四つの選択肢のどれかを選ぶ。
①ただちに実行する
②予定表に組み込む
③そのままにしておく(事実上はリストからの削除)
④いつの日か/もしかしたらリストに載せる
そして著者はもう一つ、「ウェイティング・リスト」をつくっている。


◇一日を活用するための18分
ステップ① 朝の日課(5分)
パソコンを立ち上げる前に、年5つまでのリストを見て、やることリストから予定表に項目を移す。
ステップ②あらためて集中する(1時間ごとに1分)
1時間毎にアラームが鳴るように設定する。途中アラームが鳴ったら深呼吸をひとつして、自分はこの1時間生産的だったかを自問する。
ステップ③夜の日課(5分)
一日の終わりにパソコンを終了させ、今日を振り返る。どんな1日を過ごしただろうか?今日自分自身について新しく学んだことはあっただろうか?連絡を取る必要のある相手は?

◇不完全な状態で妥協するのではない。それを目指す。
不完全な状態で指摘を受けたら、「それはいい指摘です。では、どうすればうまくいくでしょう?」
と聞き、相手の指摘通りに対応する。このやり方で一番難しいのが、変更後のプランにあなたが満足できない場合だ。その場合には、我慢をする。にっこりして「素晴らしい」と言おう。
重要なのは、相手が自分自身の提案を実現するために意欲、モチベーション、責任感を発揮するという部分なのだ。



立ち止まり、やることをフォーカスする手法が、その根拠事例とともに述べられている。
(マルコム・グラッドウェルやウォルター・ミシェルのマシュマロ実験の話など以前から知っている内容もたくさん!)

この本を購入して読んだというのは、自分自身が立ち止まり、フォーカスする必要を感じているということだろうか。
思い当たる節がないでもない。







2013年1月25日金曜日

『強い会社の教科書』

武蔵野の小山昇社長の著書。以前も小山氏の本を買って、書いてあることはそれほど違ってないのだけれど、また買ってしまった。

◇トップ(社長)の仕事とは、端的に言うと、「正しくなくてもいいから、早く決定すること」。早く決断して、実行して、早く試行錯誤を繰り返して経験値を上げるのが正しい。

◇「お客様の接点は、アナログで手間をかける」のが正しい。「バックヤードはデジタルで簡素化と共有化を進める」一方で、「お客様との接点は徹底して顔を合わせて話す」

◇車を作って走らせてみたら、事故がどんどん起こってきたから「道路交通法」が出来た。体験したこともないのに、未然防止はできない。「問題が起きてから改善する」これが正しい解決法。


◇数字はそれだけで言葉であり、数字は社長の人格。
「数字」が決まれば、自動的に「方針」が決まる。方針は「数字」によって臨機応変に変えるのが正しい。

<長期計画を作る理由>
理由① 「今日すべきこと」が明確になる。
理由② 社員の「やる気」をうながす。
でも「長期計画」は客観情勢と社長のビジョンによって、「毎年作り直す」のが正しい。
なぜなら、自社を取り巻く状況は刻々と変化するから。
☞これは「セレンディピティ」の考え方と同じ。例え結果として当初想定したのと違う幸せ(成果)を手に入れるにしても、自ら行く方向を決めて、一歩踏み出すことが大切。


◇自分が指導してきた数百社の中で、社員教育にお金をかけすぎて倒産した会社はない。
強い社員を育てたいなら、小さな失敗をたくさん経験させる。
人を育てるときは、頭ではなく、体で教えるのが基本。
社員の行動力を高めるには、知識教育よりも実務教育に重きをおく。
社員教育は「質」よりも「量」。一つのことを繰り返すことで成長する。


◇クレームを起こしても社員を責めない。「事」を大きくし、全社的に解決にあたる。
クレームを起こしても社員を責めない。だが、報告を怠れば厳罰に処す。
クレームの目的はお客様の傷ついた心を癒すこと。
クレームが発生するのは社員の責任ではなく、社長である私の責任。だから隠さなくてよい。


一度読んだ内容が多いのだが、またしても納得。
実践しているだけに説得力がある。
「社長」ってすごいわ。

2013年1月22日火曜日

病院にて


とある総合病院の受付。
病院の受付って得てして辛気くさくて、病気をもらわないようにするような雰囲気が漂うのが一般的だが、カフェが併設されているだけでその雰囲気が一掃されることにびっくり。

また人を観察するのに病院というのは適している。
通常は人は仮面をかぶって「素」を見せないようにしているが、病院にくるというのは面会以外はある意味非常事態であり、自らを装う余裕がない状態である。
そういう意味で「素」が出やすく、観察がしやすいことに気がついた。
シャーロック・ホームズを生み出したコナン・ドイルも医者だったことを思うと、人を観察して推理するという発想が病院で生まれたというのは案外必然だったのかも知れない。

2013年1月15日火曜日

『中国人の正体』

読んでみたら?と勧められて購入し読んでみた。
色んな事例が出てくるのだが、正直、どこまで本当(というより一般的な事例)?という気持ちでいっぱいになる本であった。

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アメリカの文化人類学者であるルース・ベネディクトは欧米と日本を比較した文化論『菊と刀』の中で、
「人間はどうして道徳倫理、マナーを守るのか」「動機はどこにあり、どうして守らなければならないのか」を説き、道徳倫理を一つの文化として捉えた。
欧米人であれば「罪」の意識のもとにそれらを守ってきた。彼らのベースにはキリスト教の教えがあり、悪いことは神に対する罪と考えた。人間は永遠に神の救いを求めなければならない。そのためキリスト教において、道徳倫理を守らないことは神への冒涜となる。
一方日本人は共同体を大切にする。共同体の中で強く感じるのは「恥」の意識だ。
「人様に迷惑をかけてはいけない」「変なことをしてはいけない」という意識によって、道徳倫理が守られてきた。守らなければ恥をかき、他人から変な目で見られる。「恥」の意識が日本人の道徳的行為の根本にある。
では、中国人はどうか。ベネディクトの枠組みを応用して考えるならば、自己の利益を重視する「利」の意識から守るということになる。

「利益最大化の原則」こそ中国人の行動原理。

もちろん中国人にも共同体意識はある。しかし、それは極めて限定されていて、せいぜい家族の中だけだ。中国人にとって、家族の外と家族の中は別世界で行動原理も全く異なる。
現在の中国人は「恥を認めない」というレベルではなく、「恥」という概念がないから、認めるもクソも無い。


中国にも昔は儒教と仏教があり、仏教の「因果応報」という概念が中国人に最低限の道徳倫理、ルールを守らせていた。
儒教の「礼節」という美徳も、中国が共産主義化する過程で崩壊していった。特に1960年から1970年代前半まで続いた文化大革命で「礼儀、礼節は悪いこと」「悪しき伝統」として批判された。

中国人オリジナルの宗教というと仏教ではなく道教。道教だけは民族宗教として未だに残存している。道教にも神様と呼ばれる存在はある。ただ、道教の神はすべて本質的に俗物的なものだ。賄賂を取り汚職もし、権力争いもする。中国では神の世界も人間と同じ欲のある世界なのだ。道教の具体的イメージは、中華街の関帝廟を思い浮かべてもらえばいい。

道教が求めるのは欲望の抑制ではなく、むしろ欲望の満足だ。
「福」:子孫の繁栄、家系の繁栄を意味する。
「禄」:政治的ポストに就くこと、高官になることを意味する。
「寿」:不老不死を意味する。
本来の宗教と違って、道教が追求するのは現世利益でしかない。その現世利益を求めるために「神様」に賄賂を贈るのである。


文化大革命では、実の親を集団の前で吊るし上げて糾弾するといったことも行われた。

プライドや良心、同情心などあらゆるものが打ち捨てられて、最後に残るものはお金しかなかったというわけである。
文化大革命は中国人にとって取り返しのつかない悲劇であった。



中国人は「メンツ」にこだわるとされている。
確かに事実だが、彼らの「メンツ」は日本人が考えているような「誇り」とイコールではない。中国人にとってのメンツとは利害と直接絡むものであり、不動産のような「財産」なのである。
中国人が「俺にはメンツがある」というとき、このメンツには利権、縄張り、ステータスという意味がある。そして、その「メンツ」を維持拡大するために中国人は行動する。

中国人は喧嘩をしても、すぐに戻ることができる。いつまでもお互いにシコりが残ることはない。この点は中国人の美点と言えるかもしれない。
日本人は、喧嘩をするといつまでも気持ちを引きずって「もう顔もみたくない」となることも多い。マナーや礼儀に違反した者は「無礼者」として排除される場合もある。
しかし、中国人がそのように感情的になることは無い。
中国人が相手の顔も見たくないと思うのは、「この人の顔を見てもお金にならない」と言うときだ。



日中間における歴史認識問題も、中国にとっては外交カードでしかない。中国人にとっては歴史の真実などということは実はどうでもいい。利益最大化のためには、歴史ですら恣意的に利用してしまう。
日本人にはそのことが分かっていないから、歴史認識問題を「解決」するために、日中合同で歴史研究チームをつくるという見当違いのことを進めようとしている。

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日中間における歴史的認識問題については、双方の研究者がお互いの立場から事実を確認するのが一般的な解決法ということを聞いたことがあったが、著者の言うことがあたっているとするとまったく意味が無いということになる。
著者は、長期投資を中国でするのはカントリーリスクが高すぎるとしている。
極力、中国人とはビジネスをしないということが望ましいが、グローバル化の進んだこの社会における隣人と全く付き合わないということは望むべくもない。その際には「毒を盛って毒を制す」覚悟が必要ということが著者の意見。

国家単位では、義理もへったくれもない食えない国という認識であったが、社会制度は悪いが個々人としては、信頼を得られればそれに応えてくれる人たちだと思っていた。自分も「昔の中国への幻想を見続けている一人」だったのか?
う〜ん、中国人を見る目が変わりそう。
でも先入観をもつことなく接していかねば。

2013年1月12日土曜日

流山紀行

流山方面をぐるぐると散策してきた。
結構近くにも関わらず、今まで知らないことも多く非常に楽しく散策することができた。

赤城神社。
こんもりした小山にあるのだが、この小山、洪水の際に群馬県の赤城山の一部が流れてきて流れ着いたものということになっているらしい。
「流山」という地名の由来というのも初めて知った。

赤城神社の大しめ縄。重量は300kg以上もあるらしい。


一茶双樹記念館。
これも初めて知ったが、流山は昔はみりん醸造のまちだった。
そのみりんの開発者の一人だった五代目秋元三座衛門(俳号:双樹)が小林一茶と親交をもっていたのを受けた記念館。
ちょっと前まで閉館していたのが最近また見れるようになったらしい。


万華鏡ギャラリー 寺田園茶舗 見世蔵。
外観は有形文化財の古民家。
中では色んな万華鏡作家の作品を楽しむことが出来る。

万華鏡型プリクラ(と言ってもカメラは自分で撮る)
「美人の方も、普通の方も、それなりに撮れる特別のプリ蔵」
というキャッチも撮れる画像も秀逸。



蔵のカフェギャラリー灯環(とうわ)。
オリジナルみりんスイーツのスウィートポテトを堪能。
器も趣きあってGood!


清水屋の陣屋もなか。
千葉県の推奨菓子に認定されたのだとか。
奥さんの人柄が素敵で、色々話を聞かせてくれる。



新撰組 近藤勇陣屋跡。
近藤勇が最後に流山で捕らえられたのは知っていたが、行ったのは初めて。
新撰組といえば、京都のような気がしているが、流山にも縁があった。


という訳で子供110番にも新撰組が活躍。

灯環でJTBの人からアンケートを依頼された。流山本町をチアアップしていく方向らしい。
確かに今回の散策で、結構な歴史が流山にあることを知った。
20分に1本しか走ってないけれど、これまた趣きのある流山電鉄と合わせてPRすれば東京からも散策に来る人が増えるポテンシャルがあるのではないか。

2013年1月6日日曜日

津村記久子さんの交遊抄

日経新聞1月5日の交遊抄で津村記久子さんが出ていた。
通常この交遊抄には具体名を挙げて「○○株式会社の△△さん」とか「株式会社××会長の□□さん」とのエピソードが語られるのだが、津村記久子さんが挙げたのは無名のコンビニの店員さん。
自分が知る限り、無名の人との交遊抄は初めてではないか。

自分にも名前も知らないが「あの人はどうしているだろうか」という人が何人かいる。
そして、その思い出は具体名の人たちとの思い出と変わらぬ強さで記憶に残っていたりする。
津村さんのような交遊抄ばかりだと交遊抄らしくないのかも知れないが、読者各々の「無名の人との思い出」を振り返らせるような仕掛けはあってよい。


『激動予測』

『100年予測』を書いた「影のCIA」と呼ばれるストラトフォーのジョージ・フリードマンの著作。
前作が100年間を予想したのに対し、今回はこの10年間でアメリカがどうすべきか、という戦略を述べている。

「マキャヴェリ流大統領」というものを提唱し、過去の大統領の事例として、リンカーン、ルーズヴェルト、レーガンの3人を引いている。

◎わたしは神とともにありたい。しかし、ケンタッキーを失うわけにはいかない。
by 共和国を守った エイブラハム・リンカーン

◎規則は絶対不可侵ではないが、理念こそ、神聖にして侵すべからざるものである。
by アメリカに海を与えた フランクリン・ルーズヴェルト

◎異国で無邪気を装うことはできない。そこは無邪気な世界ではないのだから。
by ソ連を弱体化させアメリカが帝国となるための地ならしをした ロナルド・レーガン


3人の大統領はそれぞれの目的を達成するために、進んで嘘をつき、法を犯し、原則を破った。「マキャヴェリ流の大統領」とでもいうべきパラドクスを体現していた。
これからの10年(というより以前からもずっと)、力の何たるかを知り、道徳的な核をもつ指導者、アメリカの約束を果たすためならば、二枚舌を厭わずに高潔さを保てる指導者が必要だと著者は述べている。


まずは善かれ悪しかれ、アメリカは既に帝国であることを認識すべきというところから始まる。
その上で、中東(イラン、イスラエル)、ロシア、ヨーロッパ、東アジア(著者の表現だと「西太平洋地域」)などに対する地政学的な戦略について述べられている。
エリアの歴史が語られるのに続き、これからの将来予測が入っているのが非常に楽しい。
歴史の授業も、過去から現在だけでなく、ついでに未来(将来)についても想定を語るようになるととても楽しく学べるのではないか。(自分が歴史の先生だったら夏休みの宿題に出そうと思う)

正直、ちょっと海洋ルート(制海権)を重視し過ぎな判断のような気がするが(まぁそれが地政学というものなのでしょうが)、その点を除いても、ほぼインターネットで調べられる情報をベースに戦略を構築しているのが見事。
以前CIAでは95%はインターネットで得られる程度の情報を元に判断し行動しているというのがすごく実感として分かる。
要はどの情報が重要であり、その情報をどのように組み合わせて現状を把握するかで、「見える世界」が変わってくるということだ。

まだまだ自分も「目の見えているはずの世界」が見えていないであろうことが認識できたのが非常に楽しい経験であった。 

それにしても、この本の中にたくさん「○○というアメリカの戦略は、アメリカ大統領はおくびにも出してはならない」という表現が出てくるのだが、この本の信憑性が高くなればなるほど、せっかく大統領が黙ってるアメリカの真意を堂々と書いちゃっていいのかしら、と思うのは自分だけであろうか。


ネットカフェ宿泊体験

ちょっと故あってネットカフェに宿泊してみた。
それまで、マンガを読むためにごく稀に活用することはあったものの、宿泊したことはなかった。
最近はネットカフェに連泊する若者や住所不特定の人間も多いと聞いていたので、どんなものかチャレンジしてみた。

場所はネットカフェのA(としておく)。
夜10時にチェックインし、休前日ナイトパックで朝8時まで、10時間1,800円。
リクライニングシートの部屋とフラットシートの部屋が選べるのだが、宿泊が目的なので迷わずフラットシートの部屋を選択。
ブランケットは借りることができる。
いわゆるネットカフェなので、マンガもたくさん。時間つぶしには困らない。
飲み物もアイス系からホット系まで飲み放題。
食事は有料でファストフード系のものがいくつかあるので、外に出なくても食事もできてしまう。
(ただしフロントに申告すると30分は外出可能らしい。)


ここはビルインの場所ではなく、吹き抜けの階段でつながっているので、1階は冷気、2階は暖気がこもりやすい。一応分煙となっていて1階はノンスモーキングエリア、2階はスモーキングエリア。
部屋は独立しているとはいえ、やはり上がアッパッパーなのでプライバシーもセキュリティ感も少ない(というより無い)。
風営法の関係で、扉の小窓を塞がないように、との注意書きあり。

(そんなことしなくても上から覗けば一発なのに。法律って時々変なことを徹底してやらせる)
いざ寝てみると、昔経験した体育会の合宿みたいで、周りではワサワサしている中寝なくてはならない。イヤホンが耳栓の代わりになって便利だった。
時々目が覚めて周りの伺ったのだが、夜中の2時はまだうるさいのが朝方6時はびっくりするほど静か。
シャワーは使わなかったけれど300円でタオルも付くらしい。


ペアシートというのもあって、靴が二つおいてあったので、ちゃんとペア利用していると思われるが、どういう活用されているのは謎であった。


始発を待つのに、暖をとりながら時間をつぶすには居酒屋でクダを巻くよりよほど(健康的にもコスト的にも)良い。
地方へ出張の際も、どうせ夜遅くまで飲んだくれて次の日帰るだけの宿泊の場合にはコストパフォーマンスは優れているのかもしれない。
でも、やっぱり次の日体調万全で活動開始することを考えると、睡眠の質(体育会の合宿なみ)や、睡眠時間確保(周りにはついつい手が伸びてしまうようなおもしろマンガがたくさん)に難ありといったところか。


2013年1月3日木曜日

新年

新年が明けた。
昨年は家族にもつつがなく、忙しくも良い年であったと思う。
昨年の抱負に「余裕のある不惑」というものを掲げたが、やはり「余裕」があったかというと甚だ疑問の残る状況であった。
今年は、何となく新しい業務に携わる予感がしているので、初心忘るるべからずという意味を込めて「初心」という言葉を抱負として掲げたい。