2012年7月22日日曜日

MAC BOOK PRO

4年間使い続けてきたMAC BOOK(おそらく10インチ?)が大分おかしくなってきて、ハードディスクが熱くなるのか、ちょっと使うとすごい勢いでファンが回転しはじめるようになった。
途中一度修理に出して大事に使っていたのだけどそろそろ寿命らしい。
というわけで新たにMAC BOOK PROを購入。
15.4インチ、Retinaディスプレイで、ハードディスクではなくSSD256GBというもの。

購入するまで結構機種について悩んだ。
このRetinaディスプレイモデル、画像はきれいで速いはずなのだが、DVDドライブはついていない。
スペックは自分の使い方(ブログの更新やらちょっとメール打ったり、ワープロ代わりにしたり)どう考えてもオーバースペック。
家電量販店にも実物見に行ってどうしようか、悩んだのだけれど、最新機種の魅惑に勝てずにRetinaディスプレイモデルにしてしまった。

画像はきれいだし、速度もサクサク。
にも関わらず、忙しくてあまり利用できてない。
ちゃんと使わねば。

『企業通貨マーケティング』


特別セールで10%割り引かれた商品と、通常1%のポイントを10倍にした商品のどちらを選択するか。
実は 後者が圧倒的多数。
消費者は、等価の現金以上の価値を、企業ポイントに対して見出している。
うってかわって、ポイントを消費する場合、特にその時付与してもらった分に関しては、急遽降って湧いた、なくなってもいいもの、という印象を抱き、その場で消費してもあまり気にならない。(高額家電を買って、そのときついた5,000円分のポイントで5年間の無料アフターサービス付きを勧められたら加入することがあっても、追加で5,000円支払うとなれば相当躊躇する)
いわば、ポイントとは現金よりも価値が高く評価されているケースもあれば、「たかがポイント」という捉え方をされてしまうケースもあるという不思議なモノである。

前置きが長くなったが、そのような「ポイントサービス」について野村総研が様々な切り口で解説を行った本。

ポイント・マイレージは、元々は顧客囲い込み等を目的に、企業の販売促進や広告の代役を担い、販売促進費や広告費を消費者に直接還元する形で発行されてきた。
従って、年間の最大発行額は企業の販売促進費13兆円と広告費6兆円の合計9兆円が理論上は上限となる。 2006年度の実績値6,600億円程度をもとに考えるとまだ拡大の余地は大きい。
仮にポイント付与率を1%と考えると、66兆円の消費に対する付与となり、これは家計消費額約330兆円に対して20%程度に過ぎない。

日本ほど多様なポイントが発行されている国はない。 昨今の日本の電子マネーの拡大は、世界的に類をみない。
東アジアのソウルや上海、台北などでは独自のポイントの仕組みも展開され、ヨーロッパでは共通ポイントプログラムが日常化しているが、日本の消費者のように、20数枚もポイントカードを持っている国民はいない。
ポイントプログラムは「日本が誇る消費文化」である。 日本人は子供の頃から小学校でベルマークを集めて学校の備品に換え、家ではブルーチップやグリーンスタンプを集めて家財道具に換えていた。この貯める文化が今日の「日本が誇る文化」に通じているのかもしれない。

ポイントや電子マネーといった企業通貨の企業にとってのポイントは、販売促進と顧客管理を行うマーケティング手段として活用できること。
ポイントプログラムは「ポイントという価値で、消費者から行動情報を買い取っているプログラム」といえる。
企業通貨マーケティングを行う企業にとって、ポイントは情報取得の対価であり、顧客情報はマーケティングのための資産である。 しかし、企業通貨マーケティングを意識しない企業にとって、ポイントは負債であり、顧客情報は個人情報保護のコストと漏洩のリスク要因である。

ポイント連携企業のスタイルや電子マネーとポイントプログラムの違い、海外の事例から、税金や公共料金との連携などポイントプログラムの今後の可能性まで、非常に勉強になった。

2012年7月14日土曜日

基調講演

今週、某D社さんの講演会にて基調講演なるものを行わせていただいた。
「基調講演」とはいいながら、正直テーマとは関係がないことを話し、その後話しをつないでもらった感じだ。
100人近くの人の前で話しをするということで、最初は緊張したが、段々調子に乗ってきて最後は手元メモを見ないで話しをしていた。
緊張感という意味では、過去行った近隣説明会の方が緊張したが、代理が利かないという意味で事前の体調管理には気をつかった。
年間いくつもの講演を抱える人の体調管理は非常に大変だろうなと感じた。
講演終了後、何人もの人が名刺交換に来て下さったのもちょいとびっくりだった。

今回は正直自分のネタではないものを話した感が強いが、これからも講演に足るような仕事を目指して頑張っていきたい。

2012年7月8日日曜日

北九州視察

欧州視察から帰ってきたのが日曜日で、月曜日から当然勤務。その週の金曜日に北九州視察に行ってきた。(重なっていて体調は最悪なるものの、機会は最大限に活かさないと)

欧州行ってきたばかりなので、国内だけでなく国外の事例含めても北九州のスマートコミュニティ実証実験は進んでいるという風に思えた。

スマートコミュニティとは関係ないが、北九州エコタウンのガイドさんの説明がすばらしかった。

<ちょっと真面目な?振り返り>
○行政である北九州市が非常にパブリシティに積極的。(企業城下町ということもあるか)
○新日鐵は八幡が創業の地ということもあり、企業(新日鐵グループ)にもCivic Pride あり。
○エコタウンがあることで、スマートコミュニティが地に足のついている感じがし、海外から見たら最先端のスマートシティにみえるのではないか。
○これだけ進んでいる北九州でさえダイナミックプライシングの実績についてはこれから。
○1社で行う強み(意思決定の速さ)を再認識。
○メーカーの人は上位の人がきっちりプレゼンを行う。


10基で年間3500万KWh/年の計画発電量

小倉城。細川忠興が築城。とても美しい城。

やはり海鮮系は美味しくて安いです。

欧州視察その5

欧州視察最後の都市ドイツ ハンブルグ。
ハーフェンシティを視察。ハーフェンシティはシビックプライドを研究していた時にしきりに事例で出てきた場所であり、行ってみたかったので感動。

○ヨーロッパ全体的に該当するが、水関係は上水から下水まで全て有料。当然トイレも有料。 
○ドイツの地下鉄には改札が無い(なので最初びっくり)。但し図に乗って検察官に検挙されると罰金高いらしい。電車は扉ボタン押さないと開かない(暖気を逃がさないため)。 
○エスカレーター並びは関西方式。左が追い抜き。 
○ドイツの信号には黄色がない。いきなり赤になる。発進を遅くしているのか、ギリギリで渡らないようにしているのかは不明。 
○地下鉄も右側通行(日本と逆) 
 
TAX FREEは百貨店であっても申告しないと対応してくれない。
また、手荷物で持ってトランジットがあると、EUの場合トランジットする空港がEU圏ラストと認識されるので、トランジットする空港で申告する必要がでてくる。トランジットの空港で時間がそれほどない場合にはスーツケースに入れて一気に手続きすべし。 

見ると分かる通り、ヒアリング相手の都合優先でヨーロッパの中でも行ったり来たりしたので、本当に朝4時集合2回、夜23時にホテル入ってから食事というような弾丸ツアーだった。しかも、夏至の頃だったので向こうは白夜状態。朝早くから夜遅くまで街を見れてしまうので、ついつい街歩きをやってしまい結果超睡眠不足。
疲労蓄積も半端なかったですが、色々勉強になりました。

両替をするためにきた中央駅。
銀河鉄道999の駅みたい。

市庁舎。手前のチボーコーヒーでお茶。

世界で最も罪深い1マイルと言われるレーパーバーン。
ビートルズが若い頃にここで演奏して腕を磨いたということでモニュメントがある。

欧州視察その4

マラガからストックホルムへ。  
またもやLCC利用。プライオリティシートで優先的に搭乗手続きできたけど、何故か2時間前にパスポートチェックがあったり(お蔭で朝4時にホテル出発。。)、荷物は一つにさせられたり。そして、シートは早いもの勝ち。(知らなかったので、せっかくのプライオリティシートが全くの無駄。。) 
そういえば、LCCは20kg以上の荷物は別料金でMAX32キロだと12×20ユーロで240ユーロの追加料金取られるらしい。 RYANAIRめ! 


ストックホルムでは、ハンマルビーとロイヤルシーポートの開発を視察。

スウェーデン人は夏のために生きているのだそうな。
ストックホルムではゲイやレズの同性愛者にも寛容で、そういうお店マップが普通にホテルに置かれていた。
政権により、方針がガラリと変わるらしく、市民が政治に非常に関心をもっている。投票率8割もザラとのこと。
街歩きをしていて困ったのが、トイレが有料である事。商業施設内であっても有料。スウェーデンクローナを両替してなかったので、閉口。結局人がいるところでユーロで対応してもらう。生理現象にはかなわんわな。

ストックホルムはノーベル賞の授賞式が開かれる場所。だが、ノーベルの銅像はないとのこと。実はノーベルの発明が第一次世界大戦では死の技術として使われ、ノーベルがそれで財を築いたため、ストックホルムではノーベルに死の商人のイメージがあるのだそうだ。
お土産のノーベル金貨チョコレートはノーベル博物館でしか購入できないとの事でガイドさんにお願いして購入してきた。


ヴァーサ号博物館。
博物館の中でもパーティやれちゃうあたりにスェーデン人の寛容性を感じる。




『魔女の宅急便』でキキがやってくる街の原風景が実はストックホルム。

スレッセン(メラーレン湖とバルト海の水門)
既に25年にもおよび開発について議論されている。
開発する事は決まったそうだが、どうするかで未だに議論中。

欧州視察その3

マラガへは初LCC搭乗。LCCはドリンクは有料。それはいいんだけど従業員が、貰った料金を自分の財布に入れているのが気になった。(お国柄?)

以下ガイドさんからのヒアリング(多少間違いの可能性あり)
○スペインの失業率24%、アングラ経済が2割を占める⁈ 
○スペインは観光立国で、国民の1.3倍の5000万人超が観光でくる。7月8月のトップシーズンは毎月1,000万人が海外からやってくる。GDPの7割が観光系。27%が工業、6%が農業。 
○スペインは医療費、教育費完全無料。
○年金額、失業保険手厚い。失業保険は14ヶ月は辞めても働いても同じ金額でる。 
○国の財政の7割は、3段階の消費税。4%、8%、18%。今までは給料全部使ってた。 
○出生率1.1→1.5。子供3人だとお手伝いさんつけるのが国策としてある。 
○2007年にバブル崩壊。売れない住宅30万戸。10兆円の融資を受ける。
○交通インフラ進んでいる。高速道路は無料。車は年間300万台売れる。大半はディーゼル車。オートマでない。 
○新幹線の路線延べキロ数は日本を越したけど、利用率は日本の7%。 
○住宅は70〜80㎡で1500万円。300万位頭金で残りを25年ローンで支払うのが一般的。
○スペインの42%が再生可能エネルギー。風の強い日は55%までいく 。台風も地震も無い。課題は水の供給。雨は冬の雨期のみ。年間300日は晴れ。 
○石油は取れない。
○イタリアと違って、マフィアがいないので大規模商業施設ができる。(イタリアはマフィアがいるので大規模商業施設が普及しない) 

スペイン人は混血なので、移民についても寛容性が高いらしい。
日本では我々日本人自身がある意味ガラパゴス化の産物とも言える。 
それにしても、スペインの夜レストランは7時半以降でないと開かない(昼も1時にならないと開かない)。日本人的には待ってられないよね。。



展望台からの旧市街の風景

マラガはピカソの生誕地。生家もある。

山の上の旧城。
リアルに海賊からの来襲に備えて山の上になったらしい。
ちなみにこの写真、実は夜の8時過ぎ。。

欧州視察その2

リヨンの次はオランダ アムステルダム。
アムステルダムは6年前に行った見た港湾の開発がちょっと古びていた印象。
それにしても、アムステルダム含め、改修を繰り返すヨーロッパの建物の設備(電気、水道、ガスなど)ってどうなっているのだろうか。
中心街からちょっと離れた温室風レストラン デカス。
ここで採れた野菜を出してくれる。
6年前にも行ったので何と2度目。

欧州視察その1

6月にはほとんどアップしていなかったが、実は8日間で欧州5カ国を回るという弾丸ツアーに行ってきた。
視察先は各国のスマートシティ。
行きの飛行機はラッキーにもビジネスクラス。フルフラットで寝れたので12時間超のフライトでも苦にはならなかった。でも、Always三丁目の夕日3を映画でみたら里心がついて帰りたくなってしまった。帰りの便で観るべきだった。。
それにしても、なぜ西回りで夜を経ないのに、窓を閉めて寝させるのか。着いてからの活動し易さとは思えないのだが。(ちなみに帰路も同様。CAさん的には寝ててもらった方が楽チンということだろうか?)

まずはフランスのリヨンから。
リヨンは日本からNEDOが補助する形で工場跡地のスマートグリッド化がすすめられている。

リヨンの大聖堂

大聖堂近くの展望台から。街並が揃っていてきれい。

街を流れるソーヌ川。