日経新聞1月5日の交遊抄で津村記久子さんが出ていた。
通常この交遊抄には具体名を挙げて「○○株式会社の△△さん」とか「株式会社××会長の□□さん」とのエピソードが語られるのだが、津村記久子さんが挙げたのは無名のコンビニの店員さん。
自分が知る限り、無名の人との交遊抄は初めてではないか。
自分にも名前も知らないが「あの人はどうしているだろうか」という人が何人かいる。
そして、その思い出は具体名の人たちとの思い出と変わらぬ強さで記憶に残っていたりする。
津村さんのような交遊抄ばかりだと交遊抄らしくないのかも知れないが、読者各々の「無名の人との思い出」を振り返らせるような仕掛けはあってよい。
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