忙しくて、中々本のまとめができていない状況なんだけど、本は読んでいない訳ではなく、結構まとめなきゃいけない(まとめたい)本が山積みになっている中、年明けに購入して読んで思わず先にまとめを書きたいと思った本。
前向きな気持ちになれる、人を応援するための技術が身につく本。
著者の浦上大輔氏が元々理学療法士というのも、読んでみようと思ったきっかけかもしれない。
それは「自分には価値がある」と感じた時。
自分に価値を感じる時は大きく分けると2つある。
・承認欲求(人に認められたいという欲求)が満たされた時
・貢献欲求(人の役に立ちたいという欲求)が満たされた時
この2つを見て行く時に重要な観点がある。次の3つのステージがあるということ。
1.存在ステージ
2.行動ステージ
3.結果ステージ
各々のステージで承認、貢献を認める表現としては以下の通り。
<存在を承認する>
「あなたはあなたのままで素晴らしい」
「君の持っている力はすごい」
「あなたの夢は必ず叶う」
「君は可能性にあふれている」
「あなたと一緒に仕事をしたい」
<存在で貢献する>
「いてくれてありがとう」
「君の思いを聞いて感激した」
<行動を承認する>
「早起きだね」
「勉強、頑張っているね」
「いつも笑顔で挨拶してくれるよね」
「誰よりも早く会社に来て、仕事をしているよね」
<行動で貢献する>
「手伝ってくれて、助かるよ」
「席を譲ってくれて、ありがとう」
「笑顔で挨拶してくれるからとても気持ちいいよ」
「君が勉強を頑張っているから、みんなやる気になっているよ」
「社長がいつも率先してやっていただくのを見て、もっとチャレンジしようと思いました」
<結果を承認する>
「○○達成したね」
「頑張ったね」
「試験の結果すごいね」
「試合に勝ったね。おめでとう」
<結果で貢献する>
「君たちの勝利は多くの人たちに勇気を与えてくれた」
「あなたの大活躍を見て、みんなやる気になっているよ」
「君がそこまでできたんだから、僕もやってみようと思う」
2.短い言葉を使う
3.わかりやすい言葉を使う
4.相手が一番いってほしい言葉を使う
5.相手の心に火をつける本気の関わり
2.承認(とらえかた変換)
3.行動(してほしい変換)
4.激励(背中の一押し)
この受容には2種類ある。相手のその時の感情や状況を相手の立場に立って(ポジションチェンジして)汲み取っていく。
1.相手の感情を受け入れる(感情受容)
2.相手の状況を受け入れる(状況受容)
「緊張しているんだね。わかるよ(共感)」
「不安になっているんだね。私もそうなったことがあるんだ(体験)」
「心配なんだよね。誰でもそうなるのは当たり前(当然)」
受容の二つ目のポイントは、「できていない部分を受け入れる」ということ。
この受容のステップでは、あえてネガティブな言葉を使うこともある。これは相手がネガティブな感情や状況にあり、特に安心感が必要な相手にとって必要な場合は、ネガティブにマッチングしてからポジティブにリーディングしていく必要があるから。
承認とは、ステップ1の受容で「できていないこと」「ダメなところ」「不利な状況」「マイナスの部分があること」を受け入れてもらった上で、
「とはいえ、ここはできているよね」「ここはいいところ」「プラスの部分もある」とフォーカスを変えていくこと。
この重要な第2ステップ「承認」の仕方にも2種類ある。
1.逆転の発想承認(コインの裏表)
2.あるもの承認(パズルのピース)
コインを裏返す逆転の発想キーワードは「だからこそ」。
発想の逆転にも2つの方法がある。
①感情がネガティブな場合(アンリソースフル)は「〜の証拠」で裏返す
②状況がうまく言っていない場合(ピンチ)は「〜のチャンス」で裏返す
すでにあるピースに目を向けるためのキーワードは「とはいえ」。
アンリソースフルな心の状態になったり、うまくいかない状況になったりすると、我々はついつい、無いもの、できていないことに注目しがち。
こういう時は、ないものは無いで受け入れつつ、そこにフォーカスするのをやめて、あるもの、を探していく。
言葉は、相手の脳の中にイメージを呼び起こし、呼び起こされたイメージを相手は無意識に実現しようとする。
アクションを伝える方法は2つある。
1.ネガポジ変換(ポジティブなワードを使うこと。イメージの世界では脳は肯定系と否定形を区別できない。)
2.アクション変換(イメージしてほしいのは「結果より行動」。コントロールできる行動(アクション)の指示をするということ)
でも、行動の指示と結果の指示を一緒に使うと効果抜群。
激励にも2つのパターンがある
1.激励系の言葉で気合を与える
2.見守り系の言葉で安心感を与える
受容の言葉を磨いていくと、あなたは相手に「寄り添う人」になる。
承認の言葉を磨いていくと、あなたは相手に「気づかせる人」になる。
行動の言葉を磨いていくと、あなたは相手を「未来に導く人」になる。
激励の言葉を磨いていくと、あなたは相手を「勇気づける人」になる。
↓
承認で、受け入れた事実をポジティブにとらえ直す(心の状態が上がる)
↓
行動で、実際の行動をイメージする(心の壁を越える)
↓
激励で、背中を押されリソースフルになる(実力が発揮できる)
ペップトークは何を言うかだけでなく、誰が言うかも大事。
ペップトークをするには、相手との信頼関係が必要。
相手の心の状態に合わせて声をかける必要がある。
1.できる感スイッチ
「あなたならできる」という力を認め、自信をつけてくれる言葉
2.ワクワク感スイッチ
「ねばならない」という閉塞感、「成功させねばならない」というプレッシャーで自由を奪われている時、その枠を取っ払い、自由で楽しく力を発揮できる心の状態を作る
3.安心感スイッチ
やる気を出して頑張ろうにもエネルギーが枯渇している時、まずは一旦下向きのエネルギーを受け入れ、一緒に下がっていく必要がある。一緒に下がることでクッションで受け止められ、上向きのエネルギーに変えていくきっかけとなる。
受け取る力が相手のやる気を引き起こす 「素敵ですね」 と言われた時に、ついつい
「いえいえ、そんなことは・・」と謙遜してしまうが、
実は代わりに、「ありがとう。そう言ってもらえて嬉しいです」というのが良いという。
その言葉によってい「相手の貢献欲求」も満たされるというのだ。
「あなたの受け取る力」は、相手のやる気にも火をつけるというのは刺さった。
いけてない表現を「プッペトーク」と名付けることで職場の雰囲気が変わる話は参考になったし、歴史に残るペップトークも色々載っていて非常に参考になった。
337調子のセルフペップトークというのも積極的にやってみよう。
前向きな気持ちになれる、人を応援するための技術が身につく本。
著者の浦上大輔氏が元々理学療法士というのも、読んでみようと思ったきっかけかもしれない。
<モチベーションのメカニズム>
人のやる気に火がつくのにはメカニズムがある。それは「自分には価値がある」と感じた時。
自分に価値を感じる時は大きく分けると2つある。
・承認欲求(人に認められたいという欲求)が満たされた時
・貢献欲求(人の役に立ちたいという欲求)が満たされた時
この2つを見て行く時に重要な観点がある。次の3つのステージがあるということ。
1.存在ステージ
2.行動ステージ
3.結果ステージ
各々のステージで承認、貢献を認める表現としては以下の通り。
<存在を承認する>
「あなたはあなたのままで素晴らしい」
「君の持っている力はすごい」
「あなたの夢は必ず叶う」
「君は可能性にあふれている」
「あなたと一緒に仕事をしたい」
<存在で貢献する>
「いてくれてありがとう」
「君の思いを聞いて感激した」
<行動を承認する>
「早起きだね」
「勉強、頑張っているね」
「いつも笑顔で挨拶してくれるよね」
「誰よりも早く会社に来て、仕事をしているよね」
<行動で貢献する>
「手伝ってくれて、助かるよ」
「席を譲ってくれて、ありがとう」
「笑顔で挨拶してくれるからとても気持ちいいよ」
「君が勉強を頑張っているから、みんなやる気になっているよ」
「社長がいつも率先してやっていただくのを見て、もっとチャレンジしようと思いました」
<結果を承認する>
「○○達成したね」
「頑張ったね」
「試験の結果すごいね」
「試合に勝ったね。おめでとう」
<結果で貢献する>
「君たちの勝利は多くの人たちに勇気を与えてくれた」
「あなたの大活躍を見て、みんなやる気になっているよ」
「君がそこまでできたんだから、僕もやってみようと思う」
<ペップトーク>
【ペップトークの5つのルール】
1.ポジティブな言葉を使う2.短い言葉を使う
3.わかりやすい言葉を使う
4.相手が一番いってほしい言葉を使う
5.相手の心に火をつける本気の関わり
【ペップトークの4つのステップ】
1.受容(事実の受け入れ)2.承認(とらえかた変換)
3.行動(してほしい変換)
4.激励(背中の一押し)
ステップ1.受容
受容の目的は、相手の感情や、置かれている状況をそのまま受け入れ、共感することで、相手の心のドアを開くこと。この受容には2種類ある。相手のその時の感情や状況を相手の立場に立って(ポジションチェンジして)汲み取っていく。
1.相手の感情を受け入れる(感情受容)
2.相手の状況を受け入れる(状況受容)
「緊張しているんだね。わかるよ(共感)」
「不安になっているんだね。私もそうなったことがあるんだ(体験)」
「心配なんだよね。誰でもそうなるのは当たり前(当然)」
受容の二つ目のポイントは、「できていない部分を受け入れる」ということ。
この受容のステップでは、あえてネガティブな言葉を使うこともある。これは相手がネガティブな感情や状況にあり、特に安心感が必要な相手にとって必要な場合は、ネガティブにマッチングしてからポジティブにリーディングしていく必要があるから。
ステップ2.承認
第1ステップの受容で受け入れてマッチングした感情や状況を、ポジティブに捉え直していく。ポジティブに変換することで、相手の感情は一気にリソースフルになり、状況をポジティブにリーディングしていく。承認とは、ステップ1の受容で「できていないこと」「ダメなところ」「不利な状況」「マイナスの部分があること」を受け入れてもらった上で、
「とはいえ、ここはできているよね」「ここはいいところ」「プラスの部分もある」とフォーカスを変えていくこと。
この重要な第2ステップ「承認」の仕方にも2種類ある。
1.逆転の発想承認(コインの裏表)
2.あるもの承認(パズルのピース)
コインを裏返す逆転の発想キーワードは「だからこそ」。
発想の逆転にも2つの方法がある。
①感情がネガティブな場合(アンリソースフル)は「〜の証拠」で裏返す
②状況がうまく言っていない場合(ピンチ)は「〜のチャンス」で裏返す
すでにあるピースに目を向けるためのキーワードは「とはいえ」。
アンリソースフルな心の状態になったり、うまくいかない状況になったりすると、我々はついつい、無いもの、できていないことに注目しがち。
こういう時は、ないものは無いで受け入れつつ、そこにフォーカスするのをやめて、あるもの、を探していく。
ステップ3.行動
行動とは、ポジティブにしてほしいことを明確に伝えること。言葉は、相手の脳の中にイメージを呼び起こし、呼び起こされたイメージを相手は無意識に実現しようとする。
アクションを伝える方法は2つある。
1.ネガポジ変換(ポジティブなワードを使うこと。イメージの世界では脳は肯定系と否定形を区別できない。)
2.アクション変換(イメージしてほしいのは「結果より行動」。コントロールできる行動(アクション)の指示をするということ)
でも、行動の指示と結果の指示を一緒に使うと効果抜群。
ステップ4.激励
最後にもう一度、奮い立たせ、心に火をつける言葉、最後に背中をポンと押して送り出す言葉を投げかける。激励にも2つのパターンがある
1.激励系の言葉で気合を与える
2.見守り系の言葉で安心感を与える
受容の言葉を磨いていくと、あなたは相手に「寄り添う人」になる。
承認の言葉を磨いていくと、あなたは相手に「気づかせる人」になる。
行動の言葉を磨いていくと、あなたは相手を「未来に導く人」になる。
激励の言葉を磨いていくと、あなたは相手を「勇気づける人」になる。
<ペップトークと心の状態>
受容で、現在の感情や状況の事実を受け入れる(心の状態は下がる)↓
承認で、受け入れた事実をポジティブにとらえ直す(心の状態が上がる)
↓
行動で、実際の行動をイメージする(心の壁を越える)
↓
激励で、背中を押されリソースフルになる(実力が発揮できる)
ペップトークは何を言うかだけでなく、誰が言うかも大事。
ペップトークをするには、相手との信頼関係が必要。
相手の心の状態に合わせて声をかける必要がある。
<相手の心の状態とスイッチ>
相手の心の状態によって必要なスイッチは大まか3つ。1.できる感スイッチ
「あなたならできる」という力を認め、自信をつけてくれる言葉
2.ワクワク感スイッチ
「ねばならない」という閉塞感、「成功させねばならない」というプレッシャーで自由を奪われている時、その枠を取っ払い、自由で楽しく力を発揮できる心の状態を作る
3.安心感スイッチ
やる気を出して頑張ろうにもエネルギーが枯渇している時、まずは一旦下向きのエネルギーを受け入れ、一緒に下がっていく必要がある。一緒に下がることでクッションで受け止められ、上向きのエネルギーに変えていくきっかけとなる。
受け取る力が相手のやる気を引き起こす 「素敵ですね」 と言われた時に、ついつい
「いえいえ、そんなことは・・」と謙遜してしまうが、
実は代わりに、「ありがとう。そう言ってもらえて嬉しいです」というのが良いという。
その言葉によってい「相手の貢献欲求」も満たされるというのだ。
「あなたの受け取る力」は、相手のやる気にも火をつけるというのは刺さった。
いけてない表現を「プッペトーク」と名付けることで職場の雰囲気が変わる話は参考になったし、歴史に残るペップトークも色々載っていて非常に参考になった。
337調子のセルフペップトークというのも積極的にやってみよう。
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