2014年1月6日月曜日

『新参者』

ガリレオシリーズで有名な東野圭吾の著書。
時流として読むのが当然という雰囲気で渡されたのだが、近日中にドラマ化・映画化されたりするのだろうかと思って調べてみたら既に2012年にドラマ化されていた。

主人公は加賀恭一郎という刑事なのだが、この本を読んだ限りでは、ちょっと裏方の刑事として描かれているので、既に加賀恭一郎シリーズとして8作目の作品とは思えずにびっくりした。
人形町が舞台として描かれているのだが、その中で起こった殺人事件を中心に市井の人々の生活を丁寧に描きつつ、全てが一つの物語を紡ぐという構成になっている。
小説ならではの、オムニバス方式となっているので、もし映画化されるとすると脚本家を悩ませるだろうと思いながら読んでいたが、果たして映像化された阿部寛主演の『新参者』はどういった見せ方をしているのだろうか。

読後感も非常によく、さすが今をときめく東野圭吾といった感じ。
他の加賀恭一郎シリーズを読んでみたくなった。

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