2009年11月16日月曜日

THIS IS IT

勧められてマイケル・ジャクソンのTHIS IS IT を妻と見に行ってきた。
いろんな見方ができる作品で、なるほど、また見たいと思わせる秀作であった。
実現することのなかったロンドン公演のメイキングビデオなのだが、編集の力か、立派な映画となっていた。
外山滋比古氏が『思考の整理学』で「編集は第二の創作活動である」と言っていたのがうなづける感じである。
公演に向けてのスタッフが全員”マイケルと一緒に仕事がしたい”と思っている感じが表にでていて、すごくいいチームを構成しているように見えた。
マイケルは、自らパフォーマーでありながら、すべてを取り仕切る総合プロデューサーでもある。チームの中では文字通り"KING"である。
50歳という年齢を考えると、パフォーマーであることをやめて、総合プロデューサーとしてだけでも十分やっていけたであろうに、マイケルは最後までパフォーマーであることにこだわったということか。
専門家がみると随所にコーチングの手法が使われているのだそうだ。

諸々と理屈をつけたが、踊りと歌のパワーには圧倒され、時間はあっという間にたっていった。
機会があったらまた見たいものだ。

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