2009年1月31日土曜日

『のうだま』


池谷裕二という、密かに茂木健一郎氏よりすごいのではないかと思っている脳科学者の話を『キッパリ!』とかで有名な上大岡トメというイラストレーター(?)がまとめた本で「やる気」と脳の関係について書かれています。

やる気になっている時は「淡蒼球」という部分が活性化しているのですが、淡蒼球は自分の意志では動かせません。
仕方がないので「淡蒼球」のまわりの部位を巻き込んで、「脳をだます」しかないらしいです。(「嘘も方便」を脳もやってたってことでしょうか。面白いですね)

やる気をおこさせるには4つの起動スイッチがあって
①Body(カラダを動かす)⇒運動野
②Experience(いつもと違うことをする)⇒海馬
③Reward(ごほうびを与える)⇒テグメンタ
④Ideomotor(なりきる)⇒前頭葉
ということをやると「淡蒼球」が活性化しやすいようです。

「馴化(じゅんか)」と言って、どんなに楽しいことも脳がそれに慣れてマンネリ化するとあきてくるという作用が脳にはあります。
面白かったのが、「習慣化」させるのも馴化の作用だそうで、「めんどうくさい」という気持ちを麻痺させて(慣れさせて)続けさせることができるようになるそうです。

可愛らしいイラスト主体で書かれているので、正直本屋で立ち読みできてしまったりするのですが、いつのまにかカミさんが購入してました。

西友その後


先日の日記で西友の競合店チラシ持参による価格割引の件を書きました。
その後どうなっているのか、我が家の近くには西友が無いので気になっていたのですが、どうやら成功しているようです。
1ヶ月半経って、実際に西友店頭に他社チラシを持参してくる顧客は1日に5~10件程度で、実践する人はあまりいなかったとのこと。
それに引き換え、マスコミは敏感に反応し、テレビのワイドショーやニュースで頻繁に取り上げられたので、「西友=エブリデーロープライス」という認知度を高めたとのことです。

そうは言っても課題は収益面とのことですが、食品部門の同月既存店売上高が3%増というのは、この不景気においては立派な数字といわざるを得ません。

個人的には未だに納得できない施策ですが、「西友=エブリデーロープライス」というPRのプラス効果と各店頭で1日5~10件レジで対応する手間のマイナスを考えると今のところ成功ということのようです。

悔しいからチラシ持って西友駆け込もうかしら。

2009年1月30日金曜日

やっぱり?

長男も妻程ではないが、お腹を壊して熱をだした。
妻の原因もどうやら基本的には風邪で、免疫の下がったところに直撃で大変な事態となったということのようだ。
2週間程度で副作用が出ると言われても、あまりにも落差が大きすぎたのはどうやらそういうことらしい。
長男もダウンということで、今日も会社はお休みを頂戴した。
夕方には妻も大分体調が復活してきたようだ。

昨日、今日と夜の食事も自分で作ってみた。
こんなのも正直生まれて初めてである。

2009年1月29日木曜日

副作用?

昨日、抗がん剤服用2週間経過ということで妻は定期検診でがんセンターで血液検査を行ってきた。
内容的には順調で、問題なし、継続服用とのことであった。

が、本日朝からお腹がいたいということで何回かトイレに行っていたが、そのうち嘔吐感も出てきてトイレにこもりっきりになってしまった。
トイレから出てきても、ぐったりとして尋常ではない感じだったので、がんセンターに電話して主治医の先生に相談した。
昨日の血液検査の結果からはいきなり副作用がでることは考えにくいようで「家族の他の方で同様の症状が出ている方はいませんか?」という質問を受けた。
妻以外は元気である旨やら状況を伝えたところ、今日一日は抗がん剤を中止して様子をみようということになった。

昨日まで元気だったのが、いきなり寝込むくらいの副作用がでるものなのだろうか。
よくわからずにびっくりした。
今妻はようやく眠りについたようである。
今日の仕事は全てキャンセル。
仕方ないとはいえ関係者の皆様には本当にもうしわけありません、と心に思う。

2009年1月27日火曜日

釈迦の霊泉



仕事の関係でお世話になっている伊藤楽器の伊藤社長から「身体に非常によい。末期的な症状だったのが飲むだけで劇的によくなる」とお聞きして『釈迦の霊泉』なるものを購入してみた。
一緒に携わっている再開発組合の岩根事務局長も伊藤社長に勧められて飲み始めたらしいが、水のせいか二人とも高齢とは思えない程肌の色がよかったりする。
水上温泉のちょっと上の方の温泉場でわき出している水らしい。
10lで3,500円なりということで、送ってもらうべく申し込んだのが届いた。
飲んでみると味はちょっとまろやかで、確かに新陳代謝がよくなる(簡単にいうと小便がよく出る)気がする。

当然妻にも飲むように勧めている。
妻は抗がん剤を飲み始めてから約2週間経過する。
ものの本によるとそろそろ副作用が出始める頃であるが、薬を飲んでしばらく経っての一定時間の倦怠感以外は今のところ、主立った副作用はない。

定時に薬を飲むだけでも大変なのに、イムノエースやら水やら飲まされて妻も大変であるが、少しでも副作用が楽になるのであればなんということはないと思い実行させている。


2009年1月24日土曜日

大連紀行

2泊3日で中国の大連に出張で行ってきた。
初めての中国だったので、いくつか気がついた点を述べてみたい。

<空港編>
・中国は入国時に再度、持ち物検査が行われる。
・中国からの登場手続き時には、ほぼ必ず金属探知機にひっかかり、ハンディ探知機で体中をなで回されることとなる。
・100ml以上の液体は機内持ち込み不可。中国からの帰路についてはマッチ、ライターも不可。
・大連空港でのお土産屋の値札は「¥」表記なのだが、これは「元」のこと。日本円は「J¥」。値札で「¥50」とかって張ってあるともらった方はちょっとビックリかも。(本当は800円弱)

<バッタもの文化>
・旅順は5年前位は外人がみることは出来なかったらしい。見学できるようになったということで、見学にいった。旅順は中々晴れの日が少ないらしく、11月に数日あるかないからしい。当日も曇りであった。旅順を一望できる場所で記念写真を撮らされて、買わされたのだが、背景については合成して晴れの日よろしく素晴らしい眺望になるとのこと。それって、データさえあればいつでも旅順にいったことに出来るってこと?

<交通編>
・日本と違って右側通行。標識関係はほぼ日本と同じ。
・結構広い交差点でも信号機がなかったりすることが多々あり。横断は信号とは関係なく至る所で行われ、ぶつかったら自己責任の渡り方。新しく出来た道路にはハンプを設けて車を減速させる工夫はされていた。
・車もルールめちゃくちゃで、交差点なんかでは、とりあえず頭突っ込んで様子をみるという感じ。でも結構おかま掘ってるのを見た。
・高速道路にはサービスエリアというものはなし。トイレは途中で止めて行うのが流儀らしい。高速道路なのに時々人が歩いていたりする。
・高速道路を下りたあたりで「向尋」と書いたプラカードをもった人が道ばたにいる。これは有料の道案内らしい。いくらとるのか知らないが、ペイするのかしら。

<その他>
・中国ビールはアルコール分3.1%でやや低め。その代わりアルコール度数50%超の白酒(ばいちゅう)を乾杯とともに飲み干す慣習。
・中国のオマルは平面的で、日本のように円形の立体部分がない。座る向きも水の溜まっている部分を後ろにして座るのが中国式のようだ。公衆トイレかと思い「公厠」と書かれているところに行ったら、入り口で5角とられて、先に進むと扉があるのに扉を閉めずに生粋の中国人がこちらを向きながら用を足していた。正直ビックリ。
・「中国人は並ばないし、至る所に唾を吐くので困る」とディズニーランド関係者から聞いたことがあるが、確かに至る所で唾を吐く。列についてはちゃんと並んでいたが、横入りは日常的のようだ。
・「大連市第71中学校」というのを見て、やはり中国のスケール感を実感。
・小学生がランドセルをしていないのを見て、実は小学生がランドセルするのは日本独自なのを認識。


2009年1月18日日曜日

『ザ・チョイス』


TOC(制約理論)・・・ボトルネックという一点に集中することが、全体最適へのマネジメントの扉を開き、最小の努力で、最大の効果を、最短の時間でもたらすという、ある意味考えてみれば当たり前すぎる「常識」に基づいた、コロンブスの卵のような理論・・・の提唱者であるエリヤフ・ゴールドラット博士の最新作である。


『自然は極めてシンプルで、自らと調和している』というニュートンの言葉を引用しつつ、
1.人はもともと善良である。
2.すべての対立は解消出来る。
3.ものごとは、そもそもシンプルである。
4.どんな状況でも飛躍的に改善することができる。
5.全ての人は充実した人生を過ごすことができる。
6.常にwin-winのソリューションがある。
という原則を物語風に述べていく形式がとられている。

上記の原則を遂行するにあたっての3つの障害として
1.現実は複雑だと思い込むこと
2.対立は当たり前だと思い込むこと
3.人は、問題を相手のせいにしたがる
が挙げられている。

『全ての科学理論は、実験によって証明できなくてはならない」というカール・ポパーの言葉を引用して
「確認できる結果が多ければ多い程、原因の有効性は高まるが、いつ存在し得ない結果が見つからないとも限らない。ものごとには何でも絶対ということはない。」という「99.9%は仮説」というようなことを述べつつ、どんな状況でも飛躍的に改善することが必ずできると説いている。


○対立とは「人が矛盾を求めている状態」で、対立に直面した場合、特に適切な妥協点を見つけることが出来ないときには、矛盾に直面した時と同じようにすればいい。
つまり、前提が違う、どこか根本的な前提が間違っていると考える。もし、間違っている前提をみつけることができれば、対立の原因を取り除くことができる。
○トートロジー(循環論法)に陥るな。
『何何だから」という理由を耳にするとき、特にその理由に抽象的なものが含まれる時は注意しないといけない。
そして、今度はもうひとつ同じ原因に起因する別の結果がないかどうかを考えてみる。
別の結果が思いついたら、今度はそれが実際に存在しているかどうか確認してみる。

といったTOC理論の復習の他、

○『感情・直感・ロジック』という話で、
ロジックというものは何もないところには存在しない。
ロジックを展開していくには、直感に基づいて原因と結果の関係を次から次へと供給していかなければならない。
仮説を立てるにも、結果を予想するにも直感なくしては無理である。
その直感は感情から生まれる。
私たち人間は、感情、直感、ロジックという三本脚の椅子の上に立っているようなものである。
と述べている。

すなわち純粋ロジック重視であったTOC理論においても「感情」というものの重要性に着目したのが斬新なのではなかろうか。
(その感情重視のひとつとして「コンフォートゾーン」という概念についても記述している)

ゴールドラット博士によると、経験豊富な楽観主義者のことを『実践的先見者』というらしい。
『実践的先見者』でありたいものだ。