2009年1月31日土曜日

『のうだま』


池谷裕二という、密かに茂木健一郎氏よりすごいのではないかと思っている脳科学者の話を『キッパリ!』とかで有名な上大岡トメというイラストレーター(?)がまとめた本で「やる気」と脳の関係について書かれています。

やる気になっている時は「淡蒼球」という部分が活性化しているのですが、淡蒼球は自分の意志では動かせません。
仕方がないので「淡蒼球」のまわりの部位を巻き込んで、「脳をだます」しかないらしいです。(「嘘も方便」を脳もやってたってことでしょうか。面白いですね)

やる気をおこさせるには4つの起動スイッチがあって
①Body(カラダを動かす)⇒運動野
②Experience(いつもと違うことをする)⇒海馬
③Reward(ごほうびを与える)⇒テグメンタ
④Ideomotor(なりきる)⇒前頭葉
ということをやると「淡蒼球」が活性化しやすいようです。

「馴化(じゅんか)」と言って、どんなに楽しいことも脳がそれに慣れてマンネリ化するとあきてくるという作用が脳にはあります。
面白かったのが、「習慣化」させるのも馴化の作用だそうで、「めんどうくさい」という気持ちを麻痺させて(慣れさせて)続けさせることができるようになるそうです。

可愛らしいイラスト主体で書かれているので、正直本屋で立ち読みできてしまったりするのですが、いつのまにかカミさんが購入してました。

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