2010年2月7日日曜日

音楽のチカラ

仕事で初めてTVCMを作成することになった。
たった15秒の中で伝えたいことを示さなければならない。
諸々盛り込もうとすると、却ってピントがずれて伝わらないらしく、如何にテーマを絞れるかで出来がかわってくるのだそうだ。
絵コンテを見て、音楽サンプルを聴いて完成形をイメージするのだが、これが非常に難しい。
音楽については、PD(Public Domain)曲(著作権消滅曲)をベースにアレンジすることになったのだが、ベースの曲を聴いて、次にアレンジの方向性の曲を聴いて、最終形の曲のイメージを頭の中で一体化できない。
「どちらかというとアレンジ曲の方をイメージしてもらった方が間違いがないです。」
とアドバイスをもらった。要はアレンジ曲の歌詞と音階がベース曲のものを想像せよ、ということらしい。
たった15秒だと映像のイメージと合わせて音楽の影響はとても大きい。
そう思うと、音楽はまさしく”形のない作品”であり、アレンジを加えた時点で原曲とは別物であり、クリエイティビティが必要とされる。
歌手を”アーティスト”と呼ぶ理由がよくわかった感じだ。

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