エリヤフ・ゴールドラット博士のTOC(制約理論)本の最新刊。
小売り業における在庫削減の効果とそのやり方が今回のメインテーマ。
ロジスティクスの改善により、SKU(stock-keeping units)の在庫を削減することで、投資効率があがり、またより多くの商品をディスプレーできることが小説風に書かれている。
商品をどれだけ持つかという在庫量と、その補充にかかる期間を「時間」という概念で結びつけ、その時間を細小にすることで、変化する市場に機敏に対応することができ、欠品による機械損失をなくし、品揃えを充実させることで売上アップを実現するという考え方である。
日本においてはセブンイレブンをはじめ、コンビニエンス業界において既に同様の取り組みがなされているように思う。
エリヤフ・ゴールドラット博士の制約理論関連本は大好きで毎回読んでいるが、正直今回はあまり新鮮味がなかったか。
次回作に期待したい。
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