2011年6月5日日曜日

『ユニクロで学んだ「巻き込み」仕事術』

予算がない、人が足りない、時間がない。。。そういった状況の中で、今あるリソースでいかに改革を進めていくのか。
正に自分のおかれている環境に似ていたこともあり、読んでみた。

「中間管理職というのは、メンバーみんなを主役にし、ヒーロー、ヒロインをたくさんつくることが仕事」
という非常に共感できる価値観がベースにあり、
「現有戦力で改革を行うためには、メンバーのいいところに積極的に目を向ける必要がある。」というのがあって勇気づけられた。

「中間管理職から中心管理職へ」ということが提唱されており、
具体策としては
<巻き込み仕事術の5ステップ>
ステップ1 「データベース」を整理する
ステップ2 口説く相手を分析して「戦略」を立てる
ステップ3 口説き方の「戦術」を練る
ステップ4 「コミット&期限」の確認
ステップ5 議事録をかぶせた「リマインドメール」の活用
というフローが示されている。

このうち「データベース」を整理するというステップの中で、「個人のマイナス情報はプラス情報に転換する」というのがあり、メンバーのいいところに積極的にフォーカスするという大方針の具体策として感心した。

周囲のモチベーション、テンションを上げる「巻き込みフレーズ」なるものが19例ほど紹介されている。
個人的には「ものの言い方」というのは非常に大切だと思っているので、マジックフレーズはすぐ活用させてもらいたいと思っている。
その中で
「やれる、としてどんな方法があるかな?」
「今月だけは、ライバル社だけには勝とうよ!」
というのがあった。
どちらも近日中に活用させてもらうつもりである。
ユニクロで著者が辿った仕事の経緯の話についても非常に勇気づけられた。

0 件のコメント: