2013年8月12日月曜日

マンハッタン紀行 その4

前2日がハードなスケジュールだったので、この日は合宿中日と同様、ナイアガラの滝観光というオプショナルツアーに申し込んで、「ただついていけばいい楽チンな日」という設定であった。

ところが、なんとJFK空港でJET BLUE航空に乗り遅れ。。
ガイドさんに連れられて日本人ツアー客13人のうちの2人としてJFK空港チェックインまでは同伴で一緒に来ていた。
バッファロー空港行き、搭乗時間8:28、出発時間8:58ということで、日本の一般的な航空会社と同じ感覚で8:40頃に搭乗カウンターに行ったところ、周りには既に人がおらず、カウンターも静かで搭乗口は閉まったまま。。
「???」
カウンターにいる黒人の女性にチケットをみせたところ「ダメ、次の便で行け」というようなことを英語で言う。
あまちゃんではないが「じぇじぇ!?」っていうのが最初の正直な感じ。
だって、日本の航空会社だとチェックインしたら、搭乗するまで待っててくれる位じゃないの?そもそも出発時刻の前だけど??
もう一回確認してもダメ。まだ目の前に飛行機見えてるんですけど。。
チェックインしてから時間は有り余ってたので、こんな写真も撮影。
これ乗るはずだった飛行機。

そのうち飛行機は飛び立って行った。
息子と二人で途方に暮れる。。

まずはツアーデスクに電話だ。
ツアーデスクに電話すると、向こうも最初は何が起こったのか分からない様子。でも日本語で話せるのがこんなにありがたいとは。
「えっ、乗り遅れ!?ガイドがご一緒に空港まで行きませんでしたか?」
「だから、空港でチェックインした後、搭乗口で乗り遅れてるんですけど」
「ということは空港の中ということですか?」
「そうです!」
というようなやりとりをして、まずは次回のバッファロー行きのチケットを取るよう指示あり。
英語が堪能でもないのに、そんな複雑なことできるのかよ〜、と思いながらも必死の思いでサービスカウンターへ。
やはり黒人の女性スタッフが
「You were late.」と言うので、ゴニョゴニョ言い訳したのだが、最後は「Yes,I'm late」(正しくはI was late?そんなことは構ってられない状態。)と言ったら、笑いながら「OK,OK」と言って対応してくれた。
3時間後のバッファロー行きの次便のチケットがとれたので、喜び勇んでツアーデスクに連絡。
「バッファロー空港に着いたら、ここに電話するように」
と指示を受けて、後はまた3時間待ち。。

仕方がないので再び食事をとりつつ、空港内で待機。
空港内なのに、盲導犬以外もOK?
この時は突っ込む余裕なし。

次の便に無事搭乗して(当たり前)バッファロー空港に着いて指示を仰ぐと
「タクシーに乗って、レインボーブリッジを経由して、シェラトンホテルへ向かえ。レインボーブリッジを通るように」
との指示。
指示通りにタクシー乗り場でタクシーに乗り込む。
事前に「キャッシュ、85ドル。OK?」と確認されるが、こちとらお金じゃなくなっているのでもちろんOK。
タクシーに乗り込み後は、ツアー一団と合流するばかり、と思いきや、道半ばあたりでタクシーの運転手が、自分のスマホを見ろという。
見ると渋滞の映像。
「これ今の映像。レインボーブリッジはこんなに渋滞。ホテルまで1時間かかる。ほかの橋だったらもっと早くホテルに到着できる」
と英語で言っている。
再びツアーデスクに電話。
「レインボーブリッジを通ってください。混んでいるなら橋の手前で降りて、歩いて橋を渡ってください。渡ったところで入国審査がありますので、パスポート見せて通過し、ホテルへ向かってください。」
じぇじぇじぇ〜
片言英語で、橋の手前で降りる旨を運転手に伝える。
手前で降りるってことは全額払う必要ないよな〜、などと思いつつ見るとメーターらしきものは稼働しておらず。行き先確定でフィー決めてるからこっからは交渉だが、英語でどういうのかな〜などと考えていたら、運転しながら運転手が
「橋のたもとだけどfull fare払ってね」
ってなことを言っている。
片言英語で
「ホテルまでで85$って話しだったよね」
というと「橋までって言ったのはそっちだよ」
というので「でもそっちの時間も短縮だよね」
と言って様子を見ると、結局70$にしてくれて、名刺を渡してきて
「戻る時はこの番号で電話してくれ」
とのこと。
残念ながら帰りはバスなんだよ〜、と思いつつ70$を支払う。
橋は非常に楽しく渡れた。
そんな距離でもないし、実は途中の絶景ポイントで写真を撮ったり、国境の境界も写真で撮ったり。
ここは先行したバスのツアー一行は車道を通っているため味わえず。
結局、ツアーデスクがなぜ「レインボーブリッジを通過しろ」とこだわったのか分からないが、他の橋だと入国審査がしっかりしてなかったりしたトラブルが過去あったのではないかと推察。


アメリカとカナダの国境を示す標識。

橋の上からの景色。アメリカ滝とカナダ滝が両方一望。

目指すシェラトン・オン・ザ・フォールズホテル

国境の入国審査なんて、今まで身振り手振りで乗り切ってきた行程を思えば何てことはなし。スッキリ終えていざホテルへ!

ホテルでは食事前に一団に合流出来たものの、午後のオプショナルツアー申し込みは不可とのこと。悪いのはこっちだから、もう言われるがママ。

ツアー一行が午前中に経験した霧の乙女号に遅ればせながら乗る。
青いポンチョ着て、みんなで滝の近くでずぶ濡れになりながら滝に向かってスマホを差し向ける姿はさしずめ何かの宗教団体。
きっとこのクルーズで相当数のiPhoneが水にやられてアップルストアに持ち込まれているはず。

ナイアガラ教一団の方々。


ずぶ濡れになりながらもスマホで必死に滝を写す姿は正に宗教。


外から見るとまるでディズニーのアトラクション。


宗教団体がノアの箱船に乗って神の国へってな感じ?


太陽を背にすると必ず虹が出るのでスゴく素敵。


その後、滝沿いに歩いて、滝の裏に行けるアトラクションを申し込もうと思ったら、時間がかかるとのことで断念。実はナイアガラの滝周辺には「霧の乙女号乗船」以外は大したアトラクションがない。オプショナルツアーの一行は追加料金払って(オプショナルツアーのオプション?)近くのワイナリーに行ってアイスワインを求めていた。

ナイアガラの滝に流れ込んでいるのは湖の水のはずなんだけど、磯の香り(海の近くの匂い)がした。
自動販売機で普通にアメリカドルが使えたのはいいけど、お釣りがカナダドル。。20ドル札使わず、もっと小さなお札を使えば良かった。

やっぱりここでもリスがいて、チョコチョコ出てきていた。


今度は集合時間に遅れないように参集。ガイドさんに連れられて空港まで。
そこでガイドさんから
「チケットにゲートNo、搭乗時刻と出発時刻が記載されていると思いますが、搭乗時刻に遅れないようにしてください。LCCは搭乗時刻を過ぎて最終アナウンスをすると出発時刻前でも出発してしまいます。」
だって。先に言ってよ。。
でもLCCは到着すると乗客を降ろして、清掃して荷物を積み込んだら即出発という形態らしい。
勉強になりました。

逆に復路は、ただでさえ遅め出発予定だった飛行機が更に1時間遅れで、ホテルには12時半到着。
NewYork City Passでエンパイアステートビルのチケットがあり、夜景が見たかったのだが、この時間だとエンパイアステートビルの夜景は厳しいと言われて翌日に持ち越しとする。


0 件のコメント: