2010年10月9日土曜日

義父逝く

1週間ほど前に義父が他界した。
半年ほどまでに脳梗塞の発作で倒れ、それ以降左半身がうまく動かずに病院や老人ホームでリハビリを続けており、大分リハビリの成果が出てきていた最中だったので非常に残念である。
妻が駆けつけた時には既に意識は無かったそうだが、義母と妻の兄弟が揃うのを待って息を引き取ったそうである。

笑顔の素敵な、そして酒の大好きな山男であった。
最初に会った時も楽しそうに一緒に飲んでくれた。後から後から自分の漬けた”山のもの”のお酒がでてきて、何度も夜トイレのご厄介になった記憶がある。
妻と結婚して、実家帰りするときも、必ず木の芽や山ウドなどの山の幸を用意してくれたり、近くの市場から新鮮な魚を買ってきて捌いてくれたり、大してえらくもない娘婿を大層可愛がってもてなしてくれた。
我が家の長男は妻の実家で生まれたので、初孫誕生の時には喜んでくれたようだ。
写真は生業としていたこともあり、たくさん家族の写真を撮ってくれた。
当初住んでいた長岡は花火が有名で、孫に見せるためと言っては家族のために場所取りをしてくれていた。
新潟大震災の時には幸いにも家にはいなかったのだが、その後も余震が厳しいということで群馬県の藤岡に引っ越してきた。
その後も義母と一緒に山を歩いていたようだが、時々滝壺に落ちたりという話を後から聞いてびっくりしたことが何度もある。
2年前の年末・年始に伊香保温泉に一族で宿泊した。50円玉を紐に通したお年玉を用意してくれたり、福笑いや射的などの昔ながらの楽しいイベントをたくさん用意してくれ、子供達は大喜びであった。

最後は、リハビリを頑張ってもっとよくなることを誓いながら別れたのが最後となってしまった。
また、あの世で会ったら昔のように楽しいお酒を酌み交わしたい。

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