2008年10月30日木曜日

妻の癌宣告

今日は妻の手術予定日で、午後から立ち会う予定だったのだが、午前中に病院から電話が入り、病院に向かった。
「術前の検査でポリープが発見されたので、本日の手術は中止、奥さんがショックをうけているようなのでできれば来てほしい」とのことであった。
医師から妻と一緒に説明を受けた。
医師は丁寧に言葉を選びながら、「直腸(S状結腸)にポリープがあり、病理検査結果はこれからであるが、明らかに悪性で、直腸癌の可能性が高い」ということを説明をした。
妻は元看護士なので、内視鏡の結果を見ただけで大体のことが想像できてショックをうけていたようだが、こちらは医師の説明をうけるまでどういうことなのか全く理解していなかった。
頭が真っ白になるなかで、一生懸命メモをとった。
「明日交通事故に遇うかも知れない」などと覚悟しているつもりだったが、いざ宣告されてみると、地に足がつかない状態になってしまう自分がいる。
自分ですらこうなのだから、本人の妻のショックやいかものであろうか。
せめて自分がしっかりせねばと思いつつ、色々な思いが頭を駆け巡る。
たまたま、妻と大学時代の共通の友人がその病院で看護婦をしていてバッタリ遇ったのであるが、宣告直後だったので楽しげな会話ができようはずもなく、通り一遍の会話に終始してしまった。
当初予定だった手術は行わないこととなったので、1週間の予定であった入院は本日にて終了。退院となった。
12月に再度入院し、摘出手術を行うことになった。
妻の予定より早い退院に子供達が喜んでいるのが不憫である。



0 件のコメント: