知る人ぞ知る、クラゲの展示種類数世界一の水族館です。
クラゲの展示も美しくて面白いのですが、この水族館の歩んできた道がドラマティックで参考になります。実は10年位前には水族館の存続の危機があって、何もしなければ今頃廃館間違いなしという状況でした。
そんな中、クラゲというニッチなジャンルで勝負をかける方向で大きく舵をきります。
クラゲの展示数で日本一となり、そして世界一となるのですが、世界一になっても中々入館者数の増加に反映されません。
そんな中で「クラゲを食べる会」というのを立ち上げたところ色々な媒体でとりあげられPRされて、現在では10年前に比べほぼ倍の入館者数になるまでとなっています。
この辺のくだりは、コンテンツが世界一ですばらしくても、それを伝えるPRで発信されないと、中々「商売」としての数字には表れてこないということを示していると思います。
コンテンツの良さをPRしてもらえるような切り口を考えるというのは試行錯誤が必要だったはずですが、加茂水族館では「クラゲを食べる」というちょっと意表をついたミスマッチにも思える切り口により成功しています。
行ってみると本当に施設はボロボロで「ここが世界一なのか?』と疑ってしまうほどなのですが、実際には他ではできないクラゲの繁殖を成功させたりしているすごいノウハウがあるようです。
顕微鏡も買えなかった貧乏水族館のお手製による復活劇に思いを馳せながら優雅に泳ぐクラゲを観賞するのは中々オツです。
館内では本当にクラゲラーメン、クラゲアイス、クラゲソフトクリームなるものがレストランで食べれます。
皆様もお近くに行かれる際には是非行ってみてください。
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