2008年8月23日土曜日

十和田市現代美術館

東北周遊旅行で十和田市現代美術館にも行ってきました。
具体のアートの解説は別に譲るとして、街に美術館ができることで、先日の中西先生のワークショップ研修における「全く違った眼差し(視点)があることを参加者に気づかせる」というワークショップの第一段階の目的を街の住民に対して実施する(気づかせる)効果があるのではないかと思いました。

街に美術館をつくることでいきなり街の来訪者を増やすというよりも、街の(住民の)雰囲気が「あ、これもありなんだ」っという風に変える(気づかせる)ことに美術館の意味がある気がしています。
農業で例えるを土地を耕して肥料をやったりすることにあたって、それ自体では何を生み出すわけではないけど、それをすることで色々な実の成る土壌(雰囲気)を醸成することになるのではないか、と直島やら金沢21世紀美術館やらを実査したことと合わせて思いました。

2つ目の写真は美術館ではなくて実は美術館の隣の消防署です。高さを表すのにメジャーのように表示しています。

















3つ目の写真は街の案内図ですが、『手書き』効果バリバリなのと価格を表すのに『値札』で表現してみたりで遊び心満載です。

東北の片隅の街でもこんな"クリエイティブ"が進行中なのは、現代美術館が出来たからなのか、そもそも現代美術館をつくろうとしている段階でこの街にはそういった素養があったのか、鶏or卵どちらなのかって感じでしょうか。

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