1000万部を超えるベストセラーとはつゆ知らず、子供の課題図書が『バッテリー』の第1巻で、家に転がっていたのを何気に読み始めたら止まらなくなり、続編(全6巻)も大人買いしてしまいました。
主人公達のほぼ1年間を瑞々しく描いたものですが、あさのあつこさんはこれを書き終えるまでに10年を費やしているそうです。
情景がいやでも目に浮かんでしまうような分かり易い表現と、色々な人間模様にみるみる引き込まれてしまいます。
あさのあつこさんのことはよく存知あげませんが、作者は相当ねちっこい人なんだと思います。でなければ伝わらないような登場人物への思い入れを端々に感じます。
最後のシーンは本当に目に浮かんだ気がしました。
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