2009年7月1日水曜日

『PLUTO』

浦沢直樹×手塚治虫のPLUTOの最終刊がついに出ました。
10日くらい前から豪華版1700円也はでていたのに、通常版590円がちっとも出ずに我慢してました。(今までの刊だと豪華版も通常版も同時発売だったのに、最終刊は商売っけがでたのでしょうか小学館。)
いや〜、家で一気に読んでしまいました。
この『PLUTO』は手塚治虫先生『鉄腕アトム』の”地上最大のロボット”という1巻が原作となっています。
主人公もアトムではなく、ゲジヒトという、原作では完全にちょい役のロボットが主役になっています。
相当別ストーリー仕立てになっているにも関わらず、本筋では原作に忠実というその外し方が見事です。
優れた脚本家にかかると全く違った趣の名作に変わるのは、やっぱり原作のテーマが優れているということなのでしょうか。

浦沢直樹氏の漫画の創り方は映画の予告編のように名場面をいくつも想定し、それを紡ぐようにストーリーをつくっていくのだそうです。
このPLUTOにもいくつもの名場面がちりばめられていました。
さすが浦沢直樹!
次回作にも期待です。

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