2008年9月10日水曜日

『カリスママジシャンに学ぶ超一流の心理術』 スティーブ・コーエン


マジシャンだけに、練習の仕方、ステージに上る時の心構え、ステージの登場の仕方など多岐にわたってやり方が書かれています。実生活でも参考になるものがたくさんあります。

練習の仕方
○練習はパートに分ける
 ①無言で練習する
 ②動かずに言葉だけで行う
 ③暗闇で行う
 ④人前で行う(ピープルプラクティス)

ステージに上がる時の心構え
○ステージに上がる時、「私は既に観客全員の賞賛の的なのだ」と考えるようにする。だから、こちらから彼らの気を引こうとはしない。
○観客の皆さんを、私の「愉快のサークル」(マジシャンのドン・アランが作った言葉)にようこそと迎え入れるだけ。
○ステージに上がった時「ようこそいらっしゃいました!よかった、私に会いにきてくれたんですね!」と思うこと。
○「失敗したらどうしよう」ではなく「成功したらどうしよう」と考えよう。
○どうしても避けられないものならリラックスして取り組むのが一番。

ステージへの出方
○部屋を扇形に見渡す「見渡し」の魔法
○大勢の人の前に歩み出る際には自分の体のより広い部分を見せる(3歩の法則)
○観客の前に登場する時には、まず大きく息を吸う。胸腔のてっぺんまで空気でいっぱいになったらそのまま止める。それから初めて部屋にはいっていく。

ステージ上で
○大勢の人の前に立つ時のアイコンタクト
 ①想像の糸をつかう
 ②糸が切れたらアイコンタクトを回復させる
 ③相手を意外なほど長く見つめる(10秒から15秒は同じ相手に直接話しをする)
 ④キーパーソンを見つける
○大勢の人前で話す時
 ①観客に背中を見せないこと
 ②45度のルール(体重移動で「揺れている」ようにみえない立ち方)

それ以外にも、人を見つめる練習、目をつぶって100歩歩く練習などの他、NLPに基づいた秘密の話法というのもあり、マジシャンでなくても参考になることが多いです。
学んだことは明日からすぐ実践だ!!

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