2008年9月27日土曜日

POP Party on Playfulnotes!


同志社女子大学の上田先生主催のBrownbag lunch(茶色の紙袋に入れてもっていく簡単なランチのこと)形式のPARTYがあるとのことで、参加してきました。
場所は東京大学の福武ホール。安藤忠雄さんが教育をテーマに設計したものとのことで、初めて中に入りました。

まずは色々な分野の参加者が打ち解けるために体を動かす”アイスブレイク”ワークショップから始まりました。
それから上田先生が「Playful note」をつくるのにお世話になった方々の紹介と、つくる過程をドキュメント化した「PLAYFUL NOISE」を発表されていました。
この「PLAYFUL NOISE」ですが、ひとつひとつ浮遊しているかのような情報(ドキュメンテーション)を”一つの紙で綴じる”ことにより新たなストーリーが見えてくるもの、とのことです。
制作した千葉工大の原田先生曰く「上田先生は色々な素敵な話しをするが、それらを放っておくのですぐにこの世から”蒸発”していってしまう。誰かがそれを地上にとどめておかねば、と思ってつくりました」と笑いを誘っていました。
文章も推敲を重ねると洗練されて無駄がなくなり研ぎすまされる分、作り手の想いの一部が落ちていく。。この「PLAYFUL NOISE」、基本的には今までの経緯をそのまま集めたものなので、内容は粗いとのことでしたが、勢いがあって作り手の熱き想いを伝えるのには非常に有効な手法のようです。

また、RTV(Real Time Video)の実演が神戸芸術工科大学の曽和先生(およびその研究室の方々)からありました。
このRTVとはワークショップ等で当日行われたことを撮影し、ドキュメンテーション(記録)として残すだけでなく、当日最後に振り返りとして活用し、場をもりあげるツールとして利用する手法です。
MITでも実演し大好評を博した実績があるそうなのですが、今日のように2時間という短時間での実演は初めてとのことで、研究室の方々は時間との闘いを演じてました。

最後に上田先生から最近アメリカ、MITやスタンフォードに行った時の話がありました。
これからのアメリカはcreative thinker(もしくはinnovative thinker)を育てる必要があるという方向になっていて、21世紀のlearning skillとはどのようなものかを真剣に模索し始めているとのことでした。

PARTYの時間は11時〜1時までだったのですが、あっという間に時間が経ってしまい、その後初めてお会いした方々と一緒に15時近くまで立ち話を続けてしまいました。

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