2009年8月26日水曜日

『まずは親を超えなさい!』

苫米地英人氏の本。
最近、氏のこの手の著作が多すぎて正直食傷気味だが、その中でもスッキリまとまっている感じがしたので読んでみた。

人間の脳は自分にとって関係がないと思っていることは脳幹にあるRAS(reticular activating system網様体賦活系)のフィルターが遮断し、情報を情報として受け取らない。(脳はエネルギーを膨大に消費する器官なので、もし脳が全ての情報を取り込み本気で働いたとすると、私たちは餓死してしまう。)
ゆえに人間はスコトーマ(盲点)をもち、その結果”同じ物理的現実世界を見ている他人は誰もいない”ということになる。(だから人間は全員、”変成意識”の状態にあるということになる。)

”アファメーション”という、ゴールを実現する科学的で効果的なセルフ・トークが非常に大切であるという。
人の頭の中のフレームを変えることで、無意識の思考・行動を変えていけるという点は非常に共感を覚える。

組織のリーダーとして大切なのは、何をさしおいてもセルフ・エスティーム(自尊心)とセルフ・エフィカシー(自負心)であり、この2つは人を指導し、育てるために欠かすことのできない大切な資質である。
子供のセルフ・エスティームを育むためには、毎日2つの質問をやさしく問いかけるといいらしい。
「今日は、何かいいことあった?」「明日、楽しみにしていることは何?」
早速明日から実践してみよう。

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