2008年12月4日木曜日

西友


西友が、約390店舗の全店で地域最安値を約束し、酒類、総菜、店内調理の焼きたてパン、プライベートブランド商品など、一部商品を除き、他社チラシ持参でレジで値引きを行うらしい。
「レジが大混乱に陥るのでは?」「生鮮品の扱いが難しいのでは?」といった疑念が同業他社からはでているとのこと。
家電量販店においてはよくあるやり方だが、あれはメーカー型番が一緒であれば全く同一の製品である家電ならではのこと。
野菜ひとつとっても、「中国産」「国産」の違いだけでなくブランドものは高いという、昨今当たり前になってきたブランドものの値付けについて、一体どう対応するのであろうか。
「これは○○産ですのでお持ちになったチラシのモノとは異なりますので適用外です」なんてことが全国の西友のレジで行われるとしたら間違いなくレジは大混乱である。

逆に糞味噌一緒(汚いことばで申し訳ない)の値付けがまかり通るとすると、西友においてはブランドものも安物も同一の価格で販売されることとなり、当然ブランドものの生産者は西友には卸さなくなるのは目に見えており、西友で販売されるのは低品質のものだけとなる。。

この時期、苦しくなって安売りをするのはわからなくはない。しかし、他にも色々やり方がある中で、このやり方は余りに愚策である。
食のブランド価値(食に限らないが)をないがしろにしているとしか思えない。
ウォルマートからトップダウンで降りて来た案なのだろうか。

今後の成り行きを見守りたい。

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